調布市武者小路実篤記念館

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お知らせ

2014年3月1日

全国文学館協議会 第2回共同展
「3.11 文学館からのメッセージ―天災地変と文学」に参加します

東日本大震災から三年目を迎えるのを機に、その記憶を風化させないために、全国文学館協議会が全国の会員館に呼びかけ、共同展示「3.11 文学館からのメッセージ―天災地変と文学」が開催されます。

調布市武者小路実篤記念館は、この共同展示に参加し、3月8日(土)〜 4月13日(日)の「春季展 実篤の眼「人間を描く 〜愛蔵品と作品から〜」の会期中、コーナー展示「進め、進め」を行います。


武者小路実篤は、大正12年9月1日に発生した関東大震災では、自らは宮崎の新しき村にいましたが、母と甥が被災して一時消息が分からず、生家が焼失、また『白樺』が終刊するなど、大きな影響を受けました。

昭和5年11月26日に発生した北伊豆地震では実篤も被災し、自身は無事でしたが、宿の旧館が倒壊し、女中が下敷きになって死亡したのを目の当たりにしました。

実篤は、関東大震災後間もなく、新しい世界を築こうと呼びかけ、また北伊豆地震被災後もすぐに雑誌に体験を寄稿しています。

コーナー展示「進め、進め」では、災害に遭遇した状況下でも、常に前を向いて進もうとした実篤の思考を映し出した作品群と、生きる力を呼び起こす実篤の言葉をご紹介します。

会期:3月8日(土)〜 4月13日(日)


※全国文学館協議会共同展示「3.11 文学館からのメッセージ」については、日本近代文学館のウェブをご参照下さい。