調布市武者小路実篤記念館

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お知らせ

2018.1.31

全国文学館協議会 第6回共同展
「3.11 文学館からのメッセージ―天災地変と文学」参加企画
「武者小路実篤と天災—自伝小説『一人の男』から見る関東大震災—」

東日本大震災から間もなく七年目を迎えます。その記憶を風化させないために、全国文学館協議会が全国の会員館に呼びかけ、共同展示「3.11 文学館からのメッセージ―天災地変と文学」が開催されます。
調布市武者小路実篤記念館は、この共同展示に参加し、2月3日(土曜日)から3月11日(日曜日)に開催する企画展「実篤の言葉 実篤の言葉 画讃と詩を中心に」において、コーナー展示「武者小路実篤と天災—自伝小説『一人の男』から見る関東大震災—」を行います。

大正12(1923)年9月1日に関東大震災が発生したとき、武者小路実篤は宮崎県の新しき村にいましたが、東京の生家には年老いた母と中学生の甥がおり、震災直後数日は家族の安否がわかりませんでした。幸い家族は無事でしたが、実篤の生家は震災時の火災で全焼し、上京した実篤は家族とともに親戚の家を転々としました。また『白樺』は、出来上がっていた9月号が印刷所とともに焼け、そのまま終刊することになるなど、大きな影響を受けています。
関東大震災当時経験したことを、実篤は80歳を過ぎてから書いた自伝小説「一人の男」で書いています。
コーナー展示「武者小路実篤と天災—自伝小説『一人の男』から見た関東大震災—」では、「一人の男」の関東大震災に関する記述を自筆原稿でご覧いただき、大災害に混乱する当時の様子を実篤の言葉で知っていただきたいと考えました。
併せて、画家・河野通勢(こうの・みちせい)が震災をルポルタージュしたエッチング作品二点をご紹介します。

共同展のチラシ

会期:2月3日(土曜日)から3月11日(日曜日)