調布市武者小路実篤記念館

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展覧会

平成30年度 展覧会概要(2018年4月〜2019年3月)

春季展「筆の向くまま」実篤の自筆原稿

平成30年3月17日(土曜日)から4月22日(日曜日)

当館が所蔵する300タイトル余りの原稿から名品を紹介し、多彩な文学世界と、一見素朴とも見える文章から人の心に響く言葉の魅力に触れるとともに、自筆原稿から伝わる作者の息遣いを感じていただきます。

春の特別展「誰でも画(え)はかける」小池邦夫がえらぶ武者小路実篤の書画

会期:平成30年4月28日(土曜日)から6月3日(日曜日)

「僕にとって画をかく喜びの第一は、写生することによって自然の美しさを今さらに知ることである」とあるように、40歳頃から本格的に絵筆をとった実篤は、野菜や草花、果実など、かこうとするものをじっと見つめ、自然が作り出した形や色の美しさを何とかして紙面に表現しようと50年余り制作を続けました。
本展は日本絵手紙協会創立者であり上武大学手がき文化研究所所長の小池邦夫氏が監修。絵手紙の根底にある「自分を表現することで、日常を豊かにすることができる」という考えは、実篤から受け取った思いをこれからに伝えるひとつの表現方法であると言います。四国・松山で生まれ育ち、17歳の頃に文学作品を通して実篤に出会い、76歳になる今も精力的に活動する小池氏の原点となった実篤の画業をご紹介します。

 
    

企画展「家族の肖像」

期間:平成30年6月16日(土曜日)から7月16日(月曜日・祝日)

その風貌や文学作品から、実篤に厳格なイメージを持つ人は少なくありません。しかし、子どもを得てからは「ふざけんぼうのパパ」であり、孫が生まれてからは、共に遊び、からかいあう「おもしろいおじいちゃん」だったのです。
家族に宛てた手紙、写真、文学作品や家族を描いた画など、実篤が残した多くの資料からは家族への思いが伝わってきます。同時に、子や孫と生活する中で変化した、実篤の生活や家族への価値観が文学作品に投影されていることがわかります。
本展では、実篤の家族に見せる素の姿を取り上げるとともに、「家族」を持つことが実篤文学にどのように影響したかを探ります。

夏休み企画「武者小路実篤入門」

会期:平成30年7月21日(土曜日)から9月2日(日曜日)

『友情』『愛と死』をはじめとした文学作品の執筆や、独特の作風と画讃で親しまれている書画の制作、新しき村の運動など、多彩な活動をした実篤。その90年の生涯と人柄を、初めて学ぶ人にもわかりやすくご紹介します。

秋季展「書の世界」愛蔵品と作品から

会期:平成30年9月8日(土曜日)から10月8日(月曜日・祝日)

時代や国、ジャンルにとらわれず、様々な美術品を愛でた実篤。作品をとおして作家の心にふれることに喜びを感じ、自ら蒐集した愛蔵品には、一休宗純や良寛などの「書」も多くありました。本展では、実篤が身近において楽しんだ愛蔵の書をご紹介するとともに、「字をかく時は一心そのものになることを僕は何となく心がけることにしている」という実篤自身の書もご覧に入れます。

新しき村創立100周年記念特別展「新しき村の100年」

会期:平成30年10月20日(土曜日)から12月9日(日曜日)

実篤が「人間らしく生きる」「自己を生かす」社会の実現を目指し、大正7(1918)年11月、現在の宮崎県児湯郡木城町に創設した「新しき村」は、今年、100周年を迎えます。当館では、継続的に新しき村を調査するとともに、10年ごとに特別展を開催して、歴史や営み、活動の様々な広がりなどを紹介してきました。本展では、新しき村の活動を改めて振り返り、実篤が目指した理想社会が100周年という大きな節目を迎えた意義を、資料や作品から考えていきます。

<移動展>新しき村創立100周年記念「新しき村美術展」

会期:平成30年11月3日(土曜日・祝日)から12月9日(日曜日)
会場:調布市文化会館たづくり1階 展示室 (京王線調布駅広場口より徒歩3分)
共催:公益財団法人 調布市文化・コミュニティ振興財団
一般財団法人 調布市武者小路実篤記念館
協力:一般財団法人 新しき村

隔年で開催している調布市文化会館たづくりでの移動展では、新しき村創立100周年を記念し、埼玉県毛呂山町の「新しき村美術館」が所蔵する作品をご覧に入れます。実篤が村の産物や風景を描いた画、村への思いを託した書をはじめ、現在は実篤記念館が所蔵する新しき村会員が愛蔵した実篤の書画、また新しき村会員の作品など、100年にわたる新しき村の芸術活動をご紹介します。

企画展「実篤の足跡(そくせき)」旅と転居の記録から

会期:2018年(平成30年)12月15日(土曜日)から
2019年(平成31年)1月27日(日曜日)

実篤の日記や書簡には、旅先での感動を綴ったものや、転居を知らせるものが多く残っています。実篤は友人との観光や「新しき村」の土地探し、作品執筆、疎開、講演など、様々な目的で全国を訪れました。また何度も引越をし、そこでの思い出を記録しています。各地での出会いや経験が実篤にとってどのような意味を持つものであったのか、日記や書簡に残る記録と滞在先で書かれた作品から探ります。

企画展「自筆原稿から見えること」

会期:2019年(平成31年)2月2日(土曜日)から3月10日(日曜日)

当館は、実篤の原稿を300タイトル余り所蔵しています。これらの自筆原稿からは、作品が出版物として読者のもとに届くときには見ることのできない、様々な情報を読み取ることが出来ます。実篤の筆遣い、原稿用紙の種類、使っている文房具やインクの色はもちろん、当館に収蔵される以前から大切に保管されてきた様子がわかる資料もあります。
当館所蔵の自筆原稿を一挙に展示するとともに、自筆原稿だからこそ伝わる作者の息遣いをご紹介します。

春季展「鉛筆の表現」スケッチと水彩画を中心に

会期:2019年(平成31年)年3月16日(土曜日)から4月21日(日曜日)

何度も重なる線や筆圧の変化など作者の動きが見える鉛筆の画からは、目で見た美しさを何とか表現しようと思いを巡らせた「実篤の内面」を感じることができます。墨と筆を用いて一発本番で描く淡彩画や、納得するまで油絵の具を重ねることができる油彩画とは異なる表現に注目するとともに、当館が所蔵するスケッチブックや素描の数々をご覧に入れる機会とします。