調布市武者小路実篤記念館

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展覧会

2019年度 展覧会概要(2019年4月〜2020年3月)

燻蒸作業による休館・休室日

・全館休館    6月11日(火曜日)から6月21日(金曜日)
・展示室休室   6月22日(土曜日)から6月30日(日曜日)

実篤公園は通常とおり開園します。

春季展「鉛筆の表現」スケッチと水彩画を中心に

2019年3月16日(土曜日)から4月21日(日曜日)

何度も重なる線や筆圧の変化など作者の動きが見える鉛筆の画からは、目で見た美しさを何とか表現しようと思いを巡らせた「実篤の内面」を感じることができます。墨と筆を用いて一発本番で描く淡彩画や、納得するまで油絵の具を重ねることができる油彩画とは異なる表現に注目するとともに、当館が所蔵するスケッチブックや素描の数々をご覧に入れます。

*「友情」発表100年 リレー展示

会期:2019年4月27日(土曜日)から2020年4月29日(日曜日)

武者小路実篤の代表作として現在も多くの人に読まれている小説「友情」は、大正8年(1919年)10月から12月にかけて大阪毎日新聞に連載され、今年、2019年に発表から100年を迎えます。
これを記念して、2019年度は年間を通して各展覧会の中にコーナーを設け、様々な側面から「友情」を紹介します。

春の特別展「実篤がみた女性たち」

会期:2019年4月27日(土曜日)から6月9日(日曜日)

武者小路実篤の生涯には「最初の最大の師は母であった」という秋子(なるこ)や、「この女は自分の人生観をすべてかへた」という初恋の相手「お貞さん」など、人生に大きな影響を与えた女性たちとの出会いがありました。
彼女たちとの関わりは「お目出たき人」「世間知らず」などの作品や、小説のヒロインたちを生み出すことにもつながります。
また実篤の女性への眼差しは、美術活動からも知ることができます。愛蔵品の中には女性美を表現した作品が見られ、40歳から筆をとった実篤が描いた妻の姿からは、愛する女性を描く実篤の気持ちだけでなく、愛する実篤に描かれた女性の気持ちも感じることができます。
展示では実篤が残した手紙や自伝小説、当時の新聞記事などから実篤の活動のキーパーソンとなった女性たちをご紹介するとともに、文学と美術の側面からその女性観を探ります。

 
    

夏休み企画「おしえて!武者小路実篤」

会期:2019年7月2日(火曜日)から9月1日(日曜日)

みなさんは武者小路実篤を知っていますか?
実篤には3つの仕事の柱がありました。1つめは文学の作家としての仕事、2つめは画家としての仕事、そして3つめに「人間らしい生活」を目指した新しき村に関する仕事です。
本展覧会では、そうした三つの仕事の柱を中心に、実篤の90年の生涯と、作品や業績をわかりやすくご紹介します。

秋季展「版画を味わう」-周辺作家とコレクションから-

会期:2019年9月7日(土曜日)から10月14日(月曜日・祝日)

当館が所蔵する版画作品は60点余。雑誌『白樺』同人として実篤とともに活動した画家の岸田劉生、河野通勢、椿貞雄、児島喜久雄らの版画作品から、晩年に仙川に居をかまえて創作活動を行なった実篤と同じく調布市内で活躍した版画家・関野凖一郎が実篤や志賀直哉、里見弴の肖像を描いた作品、ゴヤ、ルオー、ドーミエ、マネ、レンブラントなど実篤が蒐集し、日常的に見て楽しんだ愛蔵の美術作品まで、当館所蔵の版画作品を一挙に公開します。筆の描画とは異なる「版画」の魅力をお楽しみください。

秋の特別展「長與善郎と実篤」

会期:2019年10月26日(土曜日)から12月15日(日曜日)

長與善郎は、『白樺』に創刊の翌年明治44(1911)年から参加して文学者として歩み始め、生涯武者小路実篤に厚い信頼を寄せ、親交を持ち続けました。
長與は学習院で実篤らの4年後輩にあたり、在学中に実篤が自費出版した『荒野』を読んで感銘を受けたと言います。創作を始めながらも文学の道に進むつもりはなかった長與でしたが、志賀直哉に見せた作品を志賀より先に読んだ実篤の強い勧めにより『白樺』に参加し、以後思想性の高い作品を多く発表、また人道主義の論客としても知られます。
『白樺』終刊後は同人らに呼びかけて『不二』を創刊、また後には実篤と二人雑誌『重光』を発行、戦後は実篤が主宰創刊した『心』の同人となるなど、常に実篤と歩みを共にしていきます。
特別展では、原稿や執筆資料、書画など多彩な資料で長與の生涯と作品を紹介し、書簡や日記などから実篤はじめ白樺同人との関係を読み解きます。

企画展「西洋美術を見る眼」

会期:2019年12月21日(土曜日)から2020年1月26日(日曜日)

若い頃から西洋美術への関心が深かった実篤。学習院出身の友人たちと発刊した雑誌『白樺』ではロダンやゴッホ、セザンヌを積極的に紹介し、当時の学生や美術に関心を抱く人々に大きな衝撃を与えました。また、生涯にわたって作家や作品について述べた美術論を数多く執筆しています。愛蔵していた複製画や自ら描いた美術品の素描、西洋美術について言及した様々な文章を通し、実篤が西洋美術をどのように鑑賞し、愛していたかを探ります。

企画展「読者に届くまで」- 自筆原稿・装幀・単行本-

会期:2020年2月1日(土曜日)から3月8日(日曜日)

普段なにげなく手にする本には、本の形になると見えなくなってしまう作者の思いと、本の形になってはじめて見えてくるこだわりが詰まっています。
本展覧会では、実篤の文章が読者に届くまでにどのような過程を経るのかを自筆原稿でたどり、本を彩った装幀や挿絵の数々とともにご覧いただきます。

春季展「新収蔵品展」

会期:2020年3月14日(土曜日)から4月19日(日曜日)

当館では1986年(昭和51年)の開館以来、武者小路実篤に関する資料および研究情報のステーションとしての機能を果たすために、日頃から資料の収集・保存に努め、現在では、美術品や文学資料、図書、雑誌、印刷物などおよそ4万点を所蔵しています。本展覧会では、2016年4月から2020年3月に新しく収蔵された作品・資料を紹介するとともに、調査によって明らかになった成果を報告いたします。明治、大正、昭和、平成、そして令和と所蔵者によって大切に保存されてきたものを、これからの時代に伝えてく一助といたします。