「トピックニュース」は、実篤記念館の事業活動をご紹介する記事で、
過去に館報『美愛眞』に掲載されたものを、再編集し掲載しております。
*日程や名称、執筆者の肩書きは、発行時のものです。
協力ボランティアは、実篤記念館の事業活動を充実するために、様々な形で支援していただき、また活動を通して当館により親しみを持ち、武者小路実篤や事業活動への理解を深めていただく機会となるように企画されました。
その準備として、平成14年度には、武者小路実篤や記念館について基礎を学び、ボランティア活動の支えとなる「協力ボランティア講座」(全6回)を開講しました。本年3月、第1期生として11名の方が講座を終了し、4月より協力ボランティアの活動が始まりました。
参加者の応募動機は、仕事や子育てが一段落して、自由な時間を持つことができ、地域でのつながりを持ちたい、貢献をしたいという方が多く、さらに芸術・文化施設に関わること、武者小路実篤をよく知りたいということが参加者に共通するものでした。
現在、協力ボランティアの活動は、希望の多い、展覧会の案内ポスターやチラシの発送作業、絵画講座「実篤に挑戦」や読書会の準備や受付、参加者への応対など普及事業への協力、資料整理、記念館や公園の案内と4つの柱を中心に進めています。
5月と8月に開催した「実篤に挑戦」では、会場設営、画材の準備や対応など、様々な場面で活躍していただき、回を重ねるたびに参加者が増える好評の会をスムーズに進行することができ、講座開催の大きな力となりました。
また、2ヶ月毎にボランティア連絡会を開き、活動内容の問題点や希望などを話しあう機会としています。
本年度も第2期生の「協力ボランティア講座」が6月25日から始りましたが、講座への関心が高まり参加者は25名と多くなりました。これまで3回の講座があり、全講座終了後、協力ボランティア活動に参加していただく予定です。
◆第一回「実篤記念館の活動」6/25
武者小路穣氏(当館顧問)による文学館・博物館のあり方や現状、実篤記念館活動の特色についての解説。
◆第二回「武者小路実篤の仕事」7/30
当館学芸員による武者小路実篤の文学と美術活動についての解説。
◆第三回「新しき村見学会」8/22
現在は、ボランティアの方々、館のスタッフとも、始めての事で試行の連続ですが、最初は事業活動の協力からはじめ、双方がコミュニケーションを大事にしながら、しだいに参加者の皆さんがボランティア活動を広げていくことをひとつの目標としてます。
今後、協力ボランティアの活動は、様々な体制を整え、記念館事業の大きな力となる活動へと成長するように期待が高まっています。
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