調布市武者小路実篤記念館

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トピックニュース

「トピックニュース」は、実篤記念館の事業活動をご紹介する記事で、
過去に館報『美愛眞』に掲載されたものを、再編集し掲載しております。

*日程や名称、執筆者の肩書きは、発行時のものです。

館報『美愛眞』14号 より2008年3月31日発行

詩・作文集
「ともだち」〜調布市の子どもの詩・作文(第2集)〜
                     を発行しました

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調布市武者小路実篤記念館が開館して20年目にあたった平成17年、実篤の代表的作品『友情』にちなんで、「友だち」に関わる詩や作文を募集しました。

多くの学校のご協力をいただき、詩・作文集、「『ともだち』〜調布市の子どもの詩・作文〜」として発行することができました。

平成19年度、実篤記念館では、『ともだち』(第2集)の発行を企画しましたところ、市内小・中学生から、千点近くもの作品の応募がありました。

今回も、2年前の詩・作文と同じように、学校生活の中で、日常の遊びの中で、友だちとの関わりの中で、喜んだり、感動したり、悩んだりしている様子を、素直な気持ちで表現しています。一人ひとりが、友だちを求め、大切に思う気持ちが伝わってきます。

年度初めに調布市内各小・中学校に応募の依頼をするとともに、夏休みには、自由研究サポートのひとつとして、記念館内での作文指導の機会もつくりました。

実篤公園の池の水質調べや絵本づくり、葉っぱの工作など、多くの小・中学生が参加し、それぞれの課題に取り組む中、作文に挑戦した小学生もいました。はじめは、なかなか文章としてまとまらないものが、推敲を重ねるうちに自分の考えを筋道だってまとめられるようになってきました。

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9月末に応募を締め切りましたが、学校によっては全校で取り組んでいただいたところもありました。

館内職員で応募作品をすべて読みましたが、前述のようにどの作品も、一人ひとりの気持ちが素直に表現されており、絞り込みに大変苦労いたしました。

最終審査は、市内小・中学校長、児童文学者の方々にお願いし、掲載作品を決定しました。

また、詩・作文集には、実篤の画とともに、中学生の描いたカットも挿入し、より親しみやすくご覧いただけるようになりました。

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この素晴らしい詩・作文集を、小・中学生の皆さんは、それぞれの作品を通して、またこの作品集を通して、友だちのこと、人と人との関わりなどについて考えを深められればと思います。

小・中学生をはじめ、多くの方々が、身近にある実篤記念館を訪ねたり、文学や絵画などに親しむ機会になればと思います。

この小冊子は、調布市内の各小・中学校と、広く多くの方々にお読みいただけるよう、市内各図書館に配布しました。市内各図書館内と、当記念館の閲覧室内でぜひご覧ください。