調布市武者小路実篤記念館

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こども講座

子ども講座

武者小路実篤記念館では、子どもたちに実篤や記念館、本や自然に親しんでほしいという思いを込めて、毎年、様々な講座を行なっています。その様子をレポートするとともに、作成した作品をキッズギャラリーにて紹介します。

特別編「実篤に挑戦! 色紙に筆と墨で絵をかこう」

日時:
2022年4月16日(土曜日)/2023年4月15日(土曜日)
※対面で実施

筆と墨で絵を描くことを楽しんだ実篤のように、色紙の作品を完成させました。
和紙に筆と墨で絵を描いたことはあまりないので、まずは先生から線の描き方や色の混ぜ方の工夫などを教わります。練習しながら、いろいろな花や野菜の中から描きたいものを決め、いざ本番。簡単な落款印も自分で作り、完成した色紙に捺します。色を混ぜるところを苦戦した方が多い印象でしたが、先生の個別アドバイスを受けつつ、皆さんの立派な作品ができあがりました。難しいところも、かえって楽しく、またやってみたいという気持ちになったという声がありました。

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実篤記念館で梅もぎ体験

日時:
2022年6月12日(日曜日) ※対面で実施

実篤記念館の中庭には、実篤が創った共同体「新しき村」から贈られた梅の木が3本植えられています。
コロナ禍以前は梅ジャムを作る講座を行ってきましたが、今年度は梅の木から実を直接収穫する体験ができる講座として開催しました。梅の実は、子どもが手を伸ばせる高さにもあり、高い枝に鈴なりの梅を脚立に登ってもぐ参加者も見られました。
最後に、梅ジャムのレシピと新しき村の解説シートを参加者に配りました。
たくさん梅を収穫できてうれしかった、なかなか出来ない体験ができてよかった、との感想が寄せられました。

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作ってみよう!私だけの本 ※3回連続

日時:
2022年7月30日(土曜日)・7月31日(日曜日)
8月4日(木曜日) ※対面で実施

12ページ分の紙に絵や文をかき、ハードカバーの本に仕上げました。
毎年、大人気のこの講座は、どんな本にしようか内容を考えるところから始まります。絵の描き方は、絵の具を木の板でのばしたり、クレパスを布でこすってぼかしたり、たくさん工夫をしました。思い思いの内容がかけたら、製本も自分でやります。すこし難しいけれど、ページとページをのりで貼り合わせて、最後に硬い表紙をつけたら、立派な本に仕上がりました。世界に一つの私だけの本が完成です。

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親子講座「お気に入りの植物ずかんを作ろう!」

日時:
2022年8月11日(木曜日・祝日)/2022年10月29日(土曜日) ※対面で実施

実篤公園で、講師から観察のポイントや植物にまつわるいろいろな話を聞きながら、親子で一緒に草木を観察し、好きな葉を選んで、紙にクレヨンで写し取り、植物ずかんを作る講座です。
匂いを嗅いでみたり、形をじっくり観たりすることで、植物の面白さを再発見しました。葉の配置やクレヨンの色を選んで、拓本のように写し取り、講師から、植物のエピソードなどを聞いて書きとめます。親子一緒に楽しく、オリジナルずかんのページができました。

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特別編「実篤に挑戦! 扇面に筆と墨で絵をかこう」

日時:
2022年9月10日(土曜日) ※対面で実施

自分で道具やかくものを用意するのは大変だけど、「実篤に挑戦!」では全部用意してあるので、普段絵をかくチャンスがない人も気軽に参加できます。
今回も大勢の人が実篤に挑戦してくれました。お友だちや家族と来た人、飛び入りでかいた人もいます。
さそわれたけど最初は興味なさそうだった人も、かいてみるといつの間にか夢中になってしまいます。いつも食べている野菜も、絵にかいてみると面白い形をしていたり、きれいな色をしていることを発見して驚きです。実篤さんが毎日絵をかくようになったみたいに、絵をかくって楽しい、と実感してくれたようです。

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親子講座「作ってみよう!クリスマスリース」

日時:
2022年12月17日(土曜日) ※対面で実施

自然豊かな実篤公園の植物を使って、工作を楽しみました。
まず、ベースに使う葛(くず)の蔓(つる)を採りに実篤公園へ。薮や木に絡まっている蔓をみんなで引っ張りました。続いてリースに飾る材料を探します。葉っぱや赤い実、ドングリや杉ボックリも実篤公園で見つけました。
次に、葛の蔓をぐるぐる巻き付けて輪っかにして、リースのベースを作ります。そこにさっき採って来た材料と講師の先生が持ってきてくれた枝や実を差し込んでいきます。
仕上げにベルやリボンを着けると、クリスマスリースの完成です。

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学校連携

武者小路実篤記念館では市内を中心に学校との連携の充実に取り組んでいます。その中から、武者小路実篤・実篤記念館・実篤公園を活用して、児童・生徒が作品作りに取り組んだ活動を紹介します。

調布市立若葉小学校5年生 武者小路実篤に挑戦

図画工作

実篤記念館からほど近い若葉小学校の5年生が、初冬の実篤公園を訪れ、感じたことを絵と言葉で、色紙に表現しました。この授業は、1999年から20年以上も続く取り組みで、児童が見つけた草木、花、実、生き物、心にとまった風景や感じたことをスケッチブックにかき留め、学校で作品に仕上げます。
例年、学年から選ばれた15枚程度を実篤記念館で展示していますが、それ以外にも素敵な表現がたくさんあることから、新たな取り組みとして、学年全体の作品をホームページ上で紹介します。
子どもたちが見た実篤公園の情景が浮かんでくるようです。

※この取り組みについて2006年トピックニュースでも取り上げています。

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