タコさんウインナー?

実は、石榴(ざくろ)の花びらが散った後の子房部分です。

実篤公園にいらした小さなお子さんが並べて行き、その後いらした別のお子さんも続いて並べてくれて、可愛い風景が出現しました。子供は天才ですね。
手は全く加えておらず、それぞれ個性的な顔に見えるのも自然にできた傷などです。
小さな芸術家たちが作り出した微笑ましい風景に、思いがけなく、大きな反響をいただきました。これまでにない、前代未聞、おそらく空前絶後の経験です。
丸一日脚光を浴びて草臥れたタコさんたちは、昨夕ステージを降りました。やがて土に帰っていきます。
実篤記念館のざくろの花は今が盛り。毎日新しいタコさんウインナーもどきが落ちて来ます。
石榴は花や果実が目立ちますが、春先4月頃に萌え出る新芽も赤く艶やかです。

落ちずに枝に残った実は、9月から10月頃に丸々と育ち、みのると外皮が避けて宝石のように美しい種皮に包まれた種が覗きます。

実篤もこの果実をよく絵のモチーフとして描いています。