調布市武者小路実篤記念館

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展覧会

2023年度(令和5年度)展覧会概要(2023年4月〜2024年3月)

※新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため開催が変更・中止となる場合があります。最新の情報は当館ホームページやツイッターをご覧いただくか、電話でお問い合わせください。

春季展「思い切って咲くもの萬歳」花と実篤

会期:2023年3月4日(土曜日)から4月16日(日曜日)

実篤は、常に生命の美しさと不思議さを見つめ、自然の中であるがまま、思い切って生きるものに美を見出し、書画や文章をとおして描いてきました。晩年の20年間を過ごした当時の仙川の家と、現在の旧実篤邸と実篤公園の自然の様子からも、自然を愛した実篤の思いが感じられます。
本展覧会では実篤が愛し、描いた自然の中でも、花に関する資料や作品を中心に紹介します。実篤の目に映った色彩豊かな自然の美の世界をお楽しみください。作品を彩った書画道具もあわせて紹介します。

 
   

春の特別展「武者小路実篤の1923年」

会期:2023年4月29日(土曜日・祝日)から6月11日(日曜日)

今から100年前の大正12(1923)年、30代後半を迎えた実篤は宮崎県に創設した新しき村で生活していました。新聞や雑誌への寄稿と連載、単行本の刊行、そして最初の全集となる『武者小路実篤全集』を藝術社から発行することが決まるなど、文学者としての歩みを着実に進めていました。
私生活では、互いに気持ちがすれ違っていく房子と献身的に支えてくれる安子、二人の女性の間で揺れ動く自らの心と対峙し、年末には安子との間に待望の子どもが誕生します。
実りある一方で、6月には尊敬する友人で白樺同人の有島武郎が自死、また9月1日には関東大震災が発生し、麹町の実家は地震による火災で全焼、製本を終えて納品を待つばかりの『白樺』9月号は印刷所ごと灰と化して、13年5ヶ月をもって終刊となりました。
禍福ある一年を実篤はどう過ごし、何を思ったのか。その活動を振り返るとともに、日記や書簡から実篤の心情を読み解き、実篤の12ヶ月を追います。

 
   

館内整備による休室

展示室休室 2023年6月13日(火曜日)から7月7日(金曜日)

夏休み企画「おしえて!武者小路実篤」

会期:2023年7月8日(土曜日)から8月27日(日曜日)

『友情』『お目出たき人』など、現代でも武者小路実篤が書いた小説は読書感想文の課題図書になったり、テレビなどのメディアに取り上げられたりします。そんな実篤は生きている時、一体どんな活動をしたのでしょうか?本や絵を書いた人。そして新しき村を作った人。さまざまな活動を行った実篤の90年にわたる生涯を探ります。
本展覧会では、実篤の「人柄」がわかるエピソードを紹介。たくさんの業績を残し、偉くて遠い存在のように感じてしまう実篤も、一人の人間。子どものころは苦手な科目があったり、青春時代に夢中になった作家がいたり、友人と喧嘩したこともあります。本展で実篤がもっと身近な存在に感じられるかもしれません。

◆コーナー展示
 調布市郷土博物館コラボ展示「実篤公園は縄文遺跡だった??」

 
   

秋季展「新しき村 創設105年」理想社会実践の歩み

会期:2023年9月2日(土曜日)から10月9日(月曜日・祝日)

新しき村は、自己を生かし、人間が人間らしく生活できる理想社会の実現をめざして、大正7(1918)年に武者小路実篤が創設した共同体です。
労働基準法などなかった時代に、1日の労働時間を定め、余暇はそれぞれの関心に従って、美術や演劇など自己を生かすための活動に充てるという考え方は、当時としては画期的なものでした。
実践の場は宮崎県に始まり、昭和14(1939)年以降は主力を埼玉県に移します。高齢化などの課題を抱えつつも、双方の地で今も続く105年の軌跡をたどります。

 
   

秋の特別展「武者小路実篤の本をめぐる物語」

会期:2023年10月14日(土曜日)から11月26日(日曜日)

武者小路実篤は生涯に800冊を超える著書を出版しました。その中でも、洛陽堂白樺叢書の本や、自身の作品を書店を介さず読者に直接届けた我孫子刊行会本、また新しき村から刊行した本や、代表詩集『無車詩集』などは、実篤自身が出版に深く関わりました。一方で、実篤が評価を得ると、『友情』の無断出版騒動、藝術社版全集の資金の持ち逃げなど、本をめぐって事件も起きています。また、実篤から誰かへ、誰かから実篤へ、献辞が書かれた本には、それぞれが込めた思いがあります。実篤記念館開館以来、多くの方々からの寄贈や館の収集活動で収蔵された本の一冊一冊が持つ知られざる物語を紹介し、「本」の魅力を味わっていただくとともに、そこから時代背景や実篤の交友を浮き彫りにします。

 
   

施設工事による臨時休館

2023年11月28日(火曜日)から2024年1月19日(金曜日)

企画展「書が映す武者小路実篤」

会期:2024年1月20日(土曜日)から2月25日(日曜日)

「書のよさはじかにくるもので、それを書いた人間の味が出るもので、書いた当人も知らないその人の精神力そのものがあらわれている所が面白い」(「私の美術遍歴」より)と語る武者小路実篤は、自らの言葉を書や画讃として数多く制作しました。また、実篤が蒐集した愛蔵品には、良寛、慈雲といった禅僧による墨蹟のほか、龍門二十品、雲峰山磨崖刻碑などの拓本、近代では副島蒼海(種臣)や文学者など、多岐にわたる書があります。
実篤自身は書をかくことに何を思い、托したのか。そして、実篤は読めない書も愛蔵しましたが、それらをどのように楽しんだのか。「書」に映し出された実篤を展望します。

 
   

春季展「美術雑感」実篤に影響を与えたもの

会期:2024年3月2日(土曜日)から4月14日(日曜日)

武者小路実篤は若い頃から美術に強い関心を持ち、生涯を通して美術に関する評論を多く発表しました。美術への情熱は深く、『白樺』時代には同人と共に白樺美術館設立を呼びかけ、51歳の時には西洋美術作品の実物を見るため欧米各地を旅行しています。また40歳頃からは自ら絵筆をとり、本格的に絵を描くようになりました。
本展覧会では、実篤記念館が収蔵する実篤自身が集めた美術作品を展示します。実篤は、真贋問わず作品が自身の参考になるものだと買い、観て楽しんでいた、と後年語っています。実篤のコレクションは、西洋・東洋美術や工芸品など多岐にわたります。収集し愛蔵した美術品から実篤は何を感じ取り、どのように自身の作品に落とし込んでいったのか。実篤の美術論からの引用と自身の書画作品を交えながら、探ってみましょう。